
ARK Survival Evolvedを友達と遊ぶのにサーバーを用意する必要があるなんて面倒。
有料サーバーもあるみたいだけど、無料で簡単にサーバーを利用する方法はないの?
ノートPCにもサーバーを建てられるのかな?
こんな悩みを解決します。
PC版ARK Survival Evolvedのサーバーを無料で立てるには、無料サービスを利用する方法と、自宅PCにサーバーを立てる方法の2通りあります。
自宅PCにサーバーを立てるというと難しく感じるかもしれませんが、手順を1ステップずつ分かりやすく解説します。
きっといい方法が見つかるはずなので、最後まで読み進めてみてくださいね。
ARK専用サーバーとは?
ワールドデータを共有できる
ARKは1人でも複数人でも遊べるゲームですが、マルチプレイヤーで遊ぶには専用サーバーを用意する必要があります。
ARK専用サーバー(ARK Dedicated Server)は、ワールドデータと友達と共有するために使います。
無料・有料サーバーを使うか自宅PCにサーバーを立てる
ARK専用サーバーを利用するには、以下の3つの方法があります。
今回は、無料サービスを利用する方法と、自宅PCにサーバーを立てる方法を中心に紹介します。
有料サーバーを使うなら初心者にやさしいConoHa for GAME
がおススメです。
ConoHa for GAMEについては、以下の記事でも詳しく解説しています。
無料サーバー「ScalaCube」
「ScalaCube」は無料から使えるARK専用サーバーです。

ただ、無料版ではプレイヤーが1人しか接続できず、マルチプレイができないのが残念なところ。

しかも、ファイルを保存できないし、サーバーは起動後2時間で終了してしまいます。
面倒くささが許容できるのであれば、使ってみてもいいでしょう。
ScalaCubeと有料サーバーとの違い
無料マルチプレイサーバーのデメリットを解決できるのがConoHa for GAME
のような有料のレンタルサーバーです。
有料サーバーには次のようなメリットがあります。
ストレスなく楽しめ、いざというときも安心なのが有料サーバーの特長ですね。
ConoHa for GAMEでは「800円分のクーポン」がもらえるお得なキャンペーン中。
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自宅PCで専用サーバーを立てるのに必要なスペック
次は、自宅PCに無料でマルチプレイサーバーを立てるときのスペックなどを解説します。
ARKの開発元では、ARKサーバーに使うコンピュータの推奨スペックを公開しています。
OS | Windows または Ubuntu (64bit) |
---|---|
メモリ | 6GB以上 |
ディスク | 15GB以上 ※実際は最低でも20GB以上が必要 |
高スペックなPCが必要かと思いきや、最近のPCなら、何の問題もないと思います。
ただし通信速度が重要なので、ネットワークは無線(Wi-Fi)ではなく、必ずLANケーブルでルーターにつなぐようにしましょう。
LANケーブルを買うなら、ネットワーク遅延が減らせるカテゴリ6(CAT6)以上がおススメです。
フラットケーブル(薄っぺらいケーブル)は通信が安定しないので避けましょう。
また、PCの内蔵ディスクをSSDに変えておくと、動作がサクサクになるのでおススメです。
自宅PCにマルチプレイサーバーを立てる手順
ではここからは、Windows 10にARK専用サーバーをインストールする手順を紹介します。
必須ソフトウェアをインストールする
まず、ARK Dedicated Serverが必要とする2つのソフトウェアをインストールします。
ARK Server Managerをインストールする
つぎに、ARK Server Managerをインストールします。
- ARK Server Managerのダウンロードページからlatest.exeをダウンロードします。
- latest.exe をダブルクリックします。
- インストーラーが動き出すので、Nextボタンでデフォルト設定のまま、インストールします。
- インストール完了です。
続けて、「ARK: Survival Evolved Wiki」で配布している日本語化パッケージをインストールします。
- ARK: Survival Evolved WikiのARK Server Managerのページから、日本語化パッケージ200818.zipをダウンロードします。
- 200818.zipを解凍すると、ja-jpディレクトリがあります。
- ja-jpディレクトリを C:\Program Files\ArkServerManager\Globalization フォルダに移動します。
ARK Server Managerを初期設定する
ARK Server Managerを初期設定します。
- スタートメニューから[ARK Server Manager]をクリックします。
- Run as Administratorという質問が表示されたら[はい]を選択します。
- ARK Server Managerがデータの保存に使うドライブとフォルダ名を指定します。
- 確認画面で[はい]を選択します。
- [OK]を選択します。
- ARK Server Managerを再度起動するとダウンロードが始まります。
- しばらくすると、ARK Server Managerの画面が表示されます。[Open Global Settings]ボタンをクリックします。
- Languageで日本語を選びます。
ARK Server Managerでサーバーを起動する
初期設定が終わったので、いよいよワールドを作り、サーバーを起動します。
- ARK Server Managerで[+]ボタンを押します。
- プロファイルが作成されます。
- [管理者]タブ内のサーバー名称を分かりやすい名前に変更します。また、マップ名も入力します。
- ARKサーバーへのパスワードは自動設定されているので、パスワード欄の「クリックで表示されます」部分をクリックし、設定されたパスワードをメモしておきます。
- [開始]ボタンをクリックします。次のようなサーバーコンソールが表示されます。
ルーターでポートを開放する
最大の難関は、ルーターでのポート開放作業です。
ポート開放は、自宅のネットワーク構成やルーターの種類、インターネットプロバイダなどによって作業手順が違います。
例として、NURO光のHG8045Qでの設定手順を紹介します。
ルーターHG8045Qでの設定手順
まず、ブラウザで http://192.168.1.1
にアクセスします。
ID(admin)とパスワードを入れてログインします。
[転送ルール]-[ポートマッピング設定]を選択します。
次のように情報を入力します。
種別 | カスタム設定 | |
---|---|---|
マッピング名 | ark | |
内部ホスト | ARKサーバーをインストールしたPC | |
ルール① | プロトコル | UDP |
内部ポート番号 | 27015-27015 | |
外部ポート番号 | 27015-27015 | |
ルール② | プロトコル | UDP |
内部ポート番号 | 7777-7778 | |
外部ポート番号 | 7777-7778 | |
ルール③ | プロトコル | TCP |
内部ポート番号 | 27020-27020 | |
外部ポート番号 | 27020-27020 |

[適用]ボタンを押したら完了です。
ポート開放の確認
ルーターの設定変更が終わったら、ポートが開放されているか、確認しましょう。
「ARK:SE JP SERVERS」サイトのポートチェックページが便利です。
IPアドレス(ARK Server Managerの上部に記載)とクエリポート番号(27015)を入力し、[確認]ボタンを押してください。
次のように「取得できました」と表示されればOKです。

これでサーバーの設定は終わりです。お疲れさまでした!
ARKからサーバーに接続する
では早速、ARKから自分で建てたサーバーに接続しましょう。
Steamにサーバー情報を登録する
ARKサーバーの情報はSteamに登録します。
Steamを開き、[表示]-[サーバー]を選択します。

[サーバーを追加]ボタンをクリックします。

「ARKサーバーのIPアドレス」+「:27015」を続けて記入します。
(例) 198.51.100.23:27015
[このアドレスをお気に入りに追加]ボタンをクリックします。

ARK Server Managerで設定したサーバー名が表示されたらOKです。

ARKからサーバーに接続する
次はARKを起動して、[サーバー検索]をクリックします。

画面左下のセッションフィルターを「お気に入り」にすると、Steamで登録したサーバーが表示されます。クリックしてから「開始」ボタンをクリックします。

データのロードが始まります。ドキドキ・・・。

キャラメイク画面が表示された!

もうあとは友達を呼んで遊ぶだけですね。
自宅PCでサーバーを立てるときに注意したいこと
電気代が思ったよりかかる
短時間だけ起動するのなら問題になりませんが、PCをずっとつけっぱなしにすると、結構な電気代になります。
仮に1ヶ月間、PCの電源がずっとONだと、電気代が1,800円ほどかかります。
自宅サーバーなら無料だと思いがちですが、電気代は盲点ですね。
ノートPCはバッテリー劣化に注意
ノートPCの電源コードをつけっぱなしにすると、バッテリーが徐々に劣化していきます。
バッテリーを買うとなると、機種によって5,000円~20,000円くらいかかってしまいます。修理センターに出すと、3万円近くかかることも。
ノートPCをサーバーに使うのはお勧めしません。
1台でゲームプレイとサーバー両立は不可
ARKはサーバーもゲーム本体も、かなりのスペック(CPU、メモリ、ディスク)が必要です。
1台のPCで、ゲームもしながらサーバーを動かすというのは、高性能なゲーミングPCを除けばムリ。
サーバーに使えるPCがない人は、自宅サーバーはあきらめた方がいいかもしれません。
まとめ
ARKマルチプレイサーバーを無料で立てる方法を紹介しました。
自宅PCにサーバーを立てるのは性能的にも難しいし、無料サーバーでは使い物にならない・・という人は、有料レンタルサーバーも検討してみてください。
ConoHa for GAMEは、作りたいゲームサーバーを選ぶだけでセットアップ完了。ポート開放作業も不要です。
しかも学割あり!学生さんだけの特権ですね。。
じゃんじゃん友達を誘ってARKを攻略しましょう。
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