三井住友銀行の他行宛振込手数料は、インターネットバンキングを使うと、3万円未満で165円、3万円以上で330円かかります。
わずか数百円とはいえ、毎月の3万円以上の振込を1回するだけで、年間3,960円もかかることになりますね。
三井住友銀行の他行宛振込手数料は、無料にできないものでしょうか?
実は、送金方法を工夫すれば、振込手数料を無料にできるんです!
そこで、三井住友銀行から他行への振込を無料で行う方法を送金先別にまとめました。
- 2019.09.20 三井住友銀行・三菱UFJ銀行のATM共同利用に伴い、ATMによる送金方法を追記しました。
- 2020.02.16 イオン銀行への送金方法を追記しました。
- 2020.03.28 送金アプリpringによる送金方法を追記しました。
- 2021.01.17 振込手数料改定に対応しました。
- 三井住友銀行の振込手数料は?
- 三井住友銀行から同一支店・他支店への振込手数料を無料にする
- 三井住友銀行から楽天銀行への振込手数料を無料にする
- 三井住友銀行から三菱UFJ銀行への振込手数料を無料にする
- 三井住友銀行から三重銀行・名古屋銀行への振込手数料を無料にする
- 三井住友銀行から住信SBIネット銀行への振込手数料を無料にする
- 三井住友銀行からソニー銀行への振込手数料を無料にする
- 三井住友銀行からPayPay銀行への振込手数料を無料にする
- 三井住友銀行から「ゆうちょ銀行」への振込手数料を無料にする
- 三井住友銀行からイオン銀行への振込手数料を無料にする
- 三井住友銀行から複数銀行口座への振込手数料を無料にする
- 三井住友銀行から毎月定期的に振込する場合
- 提携銀行と無料特典、ネットをフル活用しよう
三井住友銀行の振込手数料は?
三井住友銀行で通常かかる振込手数料は以下の通りです。
インターネットバンキング
振込先 | 振込金額 | |
---|---|---|
3万円未満 | 3万円以上 | |
三井住友銀行 | 0円 | 0円 |
SMBC信託銀行 | 0円 | 0円 |
上記以外 | 165円 | 330円 |
ATM(三井住友銀行のキャッシュカード利用時)
振込先 | 振込金額 | |
---|---|---|
3万円未満 | 3万円以上 | |
三井住友銀行 同一支店 | 0円 | 0円 |
三井住友銀行 他支店 | 110円 | 110円 |
SMBC信託銀行 | 110円 | 110円 |
上記以外 | 165円 | 330円 |
以上のように、振込手数料がかかるのは、他銀行宛に振り込む場合と、三井住友銀行の他支店に振り込む場合(ATMのみ)です。
三井住友銀行から同一支店・他支店への振込手数料を無料にする
方法① SMBCダイレクトで振込
三井住友銀行のインターネットバンキング「SMBCダイレクト」を使うと、三井住友銀行のどの支店への振込でも手数料は無料。
もちろん、PC・スマホで24時間使えます。
方法② 三井住友銀行のATMで入出金
「家族の三井住友銀行の口座」に送金するときなど、振込先のキャッシュカードが手に入るなら、ATMの入出金で送金ができます。
まず、三井住友銀行のATMでキャッシュカードを使って現金を引き出します。
続けて同じATMで「振込先口座のキャッシュカード」を使い、引き出した現金を預入します。
振込ではないので手数料は無料です。
方法③ 三菱UFJ銀行のATMで入出金
こちらも、「振込先の三井住友銀行のキャッシュカード」が手に入る場合の方法です。
三菱UFJ銀行のATMでも、三井住友銀行のキャッシュカードが使えるようになっています。
まず、三菱UFJ銀行ATMでキャッシュカードを使って現金を引き出します。
続けて同じATMで「振込先口座のキャッシュカード」を使い、引き出した現金を預入します。
三井住友銀行から楽天銀行への振込手数料を無料にする
イオン銀行経由で振り込む
三井住友銀行からイオン銀行へ入金させたあと、楽天銀行へ振り込む方法です。
- イオン銀行の自動入金サービスで三井住友銀行から入金する。
- イオン銀行のインターネットバンキングで楽天銀行へ振込する。
イオン銀行の自動入金サービスを使えば、手数料無料で三井住友銀行からイオン銀行へ送金できます。さらに、イオン銀行は最大月5回まで他行宛振込手数料が無料です。イオン銀行の2つのサービスを組み合わせると、三井住友銀行から楽天銀行への振込を無料にできます。
たとえば、三井住友銀行に振り込まれた給料の一部を、毎月楽天銀行へ送金して楽天カードの支払いをしたいときなどに便利です。
また、イオン銀行ATMやゆうちょ銀行ATMが手数料無料で使えるうえ、イオン系列のスーパー(イオン、ダイエー、マックスバリュ、まいばすけっと等)で5%OFFなど特典あり。
「振込手数料ゼロ」&「スーパー割引」のダブルでお得な銀行ですね。
三井住友銀行から三菱UFJ銀行への振込手数料を無料にする
方法① 送金アプリpring経由で送金
送金アプリ「pring」を使うと、銀行振込せずに送金できます。月1回なら無料です。
- 三井住友銀行からpringにチャージします。
- pringから三菱UFJ銀行へ送金します。
方法② 「auじぶん銀行」経由でネット振込
こちらも「auじぶん銀行」の口座を持っている人なら使える方法です。
まず、EネットATMやセブン銀行ATM・ローソンATMで、「三井住友銀行のキャッシュカード」を使って現金を引き出します。
その後、同じコンビニATMで「auじぶん銀行のキャッシュカード」を使い、auじぶん銀行へ現金を入金します。
さらに、auじぶん銀行のインターネットバンキングで、「auじぶん銀行」から「三菱UFJ銀行」へ振込を行います。
手数料を無料にするための、資金が必要になるのが注意点です。
方法③ 三井住友銀行ATMもしくは三菱UFJ銀行ATMで入出金
「振込先の三菱UFJ銀行のキャッシュカード」が手に入る場合の方法です。
まず、「三井住友銀行のATM」もしくは「三菱UFJ銀行のATM」でキャッシュカードを使い、現金を引き出します。
その後、同じATMで「振込先の三菱UFJ銀行のキャッシュカード」を使い、現金を入金します。
方法④ コンビニATMで入出金
こちらも「振込先の三菱UFJ銀行のキャッシュカード」が手に入る場合の方法です。
EネットATMやセブン銀行ATM・ローソンATMで、「三井住友銀行のキャッシュカード」を使って現金を引き出します。
その後、同じコンビニATMで「振込先の三菱UFJ銀行のキャッシュカード」を使って現金を入金します。
三井住友銀行から三重銀行・名古屋銀行への振込手数料を無料にする
三重銀行もしくは名古屋銀行のATMで入出金
「振込先のキャッシュカード」が手に入る場合の方法です。
三重銀行ATMもしくは名古屋銀行のATMで、「三井住友銀行のキャッシュカード」を使い、現金を引き出します。
その後、同じATMで「三重銀行もしくは名古屋銀行のキャッシュカード」を使い、現金を入金します。
平日8:00~18:00までの間なら、三重銀行・名古屋銀行ATMを使った三井住友銀行からの出金は無料です。
三井住友銀行から住信SBIネット銀行への振込手数料を無料にする
方法① pringで送金する
住信SBIネット銀行の自分名義の口座に送金するときに使える方法です。
送金アプリpringを使い、三井住友銀行から住信SBIネット銀行へ送金します。月1回なら無料です。
- 三井住友銀行からpringにチャージします。
- pringにチャージされたお金を住信SBIネット銀行に送金します。
方法② コンビニATMで入出金
「振込先のキャッシュカード」が手に入る場合の方法です。
EネットATMやセブン銀行ATM・ローソンATMで、「三井住友銀行のキャッシュカード」を使って現金を引き出します。
その後、同じコンビニATMで「振込先の住信SBIネット銀行のキャッシュカード」で入金します。
住信SBIネット銀行のコンビニ入金手数料は無料。夜間や土日も手数料がかかりません。
方法③ 定額自動入金サービスを利用
口座が同一名義の場合にのみ、使える方法です。
毎月一定額を住信SBIネット銀行に振り込む場合なら、定額自動入金サービスが便利です。
これは入金先の住信SBIネット銀行が提供しているサービスで、他の銀行の自分の口座から毎月一定額を入金できるという内容です。
たとえば、三井住友銀行に振り込まれる給与のうち、毎月3万円を住信SBIネット銀行で積み立てたいというような用途に使えます。
手数料はかかりません。
さらに定額入金と言いつつも、入金する金額は毎月変更できるので、使い勝手が良いです。
振込に取って代わるサービスで、画期的ですね。
三井住友銀行からソニー銀行への振込手数料を無料にする
方法① 三井住友銀行のATMで入出金
「振込先のキャッシュカード」が手に入る場合の方法です。
まず、三井住友銀行のATMで現金を引き出します。
続けて同じATMを使い、「ソニー銀行のキャッシュカード」で現金を入金します。
ATMからソニー銀行への入金は無料です。
方法② おまかせ自動入金サービスを利用
口座が同一名義の場合にのみ、使える方法です。
ソニー銀行の「おまかせ自動入金サービス」を利用すると、毎月一定額を三井住友銀行からソニー銀行に振り込むことができます。
手数料はかかりません。
三井住友銀行からPayPay銀行への振込手数料を無料にする
方法① pringで送金する
PayPay銀行の自分名義の口座に送金するときに使える方法です。
送金アプリpringを使い、三井住友銀行からPayPay銀行へ送金します。
- 三井住友銀行からpringにチャージします。
- pringにチャージされたお金をPayPay銀行に送金します。
方法② 三井住友銀行のATMで入出金
「振込先のキャッシュカード」が手に入る場合の方法です。
まず、三井住友銀行のATMで現金を引き出します。
続けて同じATMを使い、「PayPay銀行のキャッシュカード」で現金を入金します。
ATMからPayPay銀行への入金は月1回まで無料、2回目以降は3万円以上なら無料です。
方法③ SMBCダイレクトで振込
口座が同一名義の場合にのみ、使える方法です。
SMBCポイントパックの手数料無料条件を満たしている場合、三井住友銀行のインターネットバンキングSMBCダイレクトで、PayPay銀行の本人名義口座へ振込む場合に限り、振込手数料が無料になります。
方法④ 定額自動送金サービスを利用
こちらも、口座が同一名義の場合にのみ、使える方法です。
PayPay銀行の「定額自動入金サービス」を利用すると、毎月一定額を三井住友銀行からPayPay銀行に振り込むことができます。
手数料はかかりません。
三井住友銀行から「ゆうちょ銀行」への振込手数料を無料にする
方法① イオン銀行経由で振り込む
三井住友銀行からイオン銀行へ入金させたあと、ゆうちょ銀行へ振り込む方法です。次のような流れになります。
- イオン銀行の自動入金サービスを使い、三井住友銀行から入金する。
- イオン銀行のインターネットバンキングでゆうちょ銀行へ振込する。
イオン銀行の自動入金サービスを使えば、手数料無料で三井住友銀行からイオン銀行へ送金できます。さらに、イオン銀行は最大月5回まで他行宛振込手数料が無料です。
三井住友銀行に振り込まれた給料の一部を、毎月ゆうちょ銀行へ送金して学費の支払いをしたいときなどに使えます。
またイオン銀行は、イオン銀行ATMやゆうちょ銀行ATMが手数料無料で使えるので、使い勝手が良いです。
方法② pringで送金する
ゆうちょ銀行の自分名義の口座に送金するときに使える方法です。
送金アプリpringを使い、三井住友銀行からゆうちょ銀行へ送金します。
- 三井住友銀行からpringにチャージします。
- pringにチャージされたお金をゆうちょ銀行に送金します。
方法③ E-net ATMで出金と入金を行う (2022年1月16日まで)
「振込先のキャッシュカード」が手に入る場合の方法です。
ファミリーマートやスーパーに設置されているE-net ATMで、「三井住友銀行のキャッシュカード」を使い、現金を引き出します。
その後、同じATMで「ゆうちょ銀行のキャッシュカード」を使って入金します。
ただし、入金手数料が無料なのは、平日8:45~18:00と、土曜日9:00~14:00のみです。
それ以外の時間帯や日曜祝日は入金手数料220円がかかってしまうので、ご注意を。
三井住友銀行からイオン銀行への振込手数料を無料にする
方法① pringで送金する
イオン銀行の自分名義の口座に送金するときに使える方法です。
送金アプリpringを使い、三井住友銀行からイオン銀行へ送金します。
- 三井住友銀行からpringにチャージします。
- pringにチャージされたお金をイオン銀行に送金します。
方法② 三菱UFJ銀行ATMで入出金
「振込先のイオン銀行のキャッシュカード」が手に入る場合の方法です。
まず、「三菱UFJ銀行のATM」で三井住友銀行のキャッシュカードを使い、現金を引き出します。
その後、同じATMで「振込先のイオン銀行のキャッシュカード」を使い、現金を入金します。
方法③ 自動入金サービスを利用
口座が同一名義の場合にのみ、使える方法です。
イオン銀行の「自動入金サービス」を利用すると、三井住友銀行の口座からイオン銀行への振込を毎月自動で行うことができます。
手数料は無料です。
三井住友銀行から複数銀行口座への振込手数料を無料にする
三井住友銀行の口座から複数の口座へお金を分散して送金する必要がある場合、住信SBIネット銀行をハブ銀行として利用する方法がお勧めです。
まず、コンビニATMもしくは定額自動入金を使い、住信SBIネット銀行へ入金します。
その後、住信SBIネット銀行からネットで振込を行います。
住信SBIネット銀行からの振込手数料は、スマート認証NEOという認証アプリをインストールするだけで、月5回まで無料になります。
ちなみに、振込先が多い我が家ではこの方法を使って、振込手数料を0円にしています。
三井住友銀行から毎月定期的に振込する場合
家賃や駐車場代など、毎月振込をするときは三井住友銀行の自動送金サービスが便利です。
ただ、払い忘れを防げるメリットはあるのですが、結構な金額の手数料がかかってしまいます。
そこで、別の銀行を経由する裏ワザを使うと、自動送金を無料にできます。
提携銀行と無料特典、ネットをフル活用しよう
以上のように、銀行口座間でお金を移動するには、様々な方法があります。
最近は特に、提携銀行のATM無料化や、コンビニATMの無料サービス、無料入金サービス、送金アプリなどを利用することで、個人の口座間の資金移動はほぼ0円でできます。
毎月、振込手数料に330円を払っていたら、1年で何と3,960円!
振込手数料のかからない送金にぜひチャレンジしてみましょう。