自分名義の銀行口座間で送金するとき、振込手数料がかかってしまいますよね。
たとえば、学校や塾の授業料などで引き落とす銀行が指定されていると、「メインバンクから指定銀行の口座へ毎月お金を振り込まないといけない」なんてことが我が家でもあります。
「自分名義の他行口座」への振込手数料、なんとか無料にできないものでしょうか?
それを解決できるのが送金アプリ「pring(プリン)」です。
このアプリは、PayPayのように「チャージ」「支払い」「銀行口座への出金」ができるのですが、PayPayと違い、銀行への出金手数料が無料なんです!
銀行振込をやめて「pring」を使うようにすれば、もう振込手数料を心配する必要はなくなりますよ。
この記事では、送金アプリ「pring」の使い方を紹介します。
- 2020.06.28 手数料変更を反映しました。
送金アプリ「pring」とは?
「pring(プリン)」は、スマホで完結する送金アプリです。
次のような特徴があります。
それぞれ説明していきます。
pringの特徴① 入金・出金がスマホだけ
「pring」を使うと、pringへの入金・出金や、お店での支払ができます。
操作もとっても簡単。
pringを使っている友達への送金や受取もできます。
PayPayやLINE Payに似ていますね。
pringの特徴② 銀行口座から直接入出金可能
pringは銀行口座に直結したアプリです。
銀行口座から直接入金ができ、銀行口座へ直接出金ができます。
pringの対応銀行は以下の通りです(2023年10月11日現在)。
大手都市銀行から地方銀行、楽天銀行などのネット銀行まで、pringは多数の銀行に対応しています。
「三菱UFJ銀行」も2020年11月に対応しました。
そのほか、pringにチャージしたお金をセブン銀行ATMで現金化もできます。
これは便利!
pringの特徴③ 手数料が無料!
pringの最大の特徴は、入金も出金も手数料が無料という点。
PayPayやLINE Payは、銀行への振込時に手数料がかかってしまいますよね。
サービス名 | 出金手数料 |
---|---|
pring | 0円 |
PayPay | 100円 PayPay銀行宛は0円 |
LINE Pay | 176円 |
メルペイ | 200円 |
手数料無料というのは衝撃的!
pringを使うべき理由はここにあります。
pringの安全性
上場企業メタップスのグループ企業が運営
「pring」は株式会社メタップスのグループ企業「株式会社pring」が運営しています。
株式会社メタップスは、決済代行などお金に関する事業を行う上場企業です。
PayPayやLINE Payと同じく、株式会社pringは資金移動業者(関東財務局長第00050号)としての登録を受けています。
電話番号認証や指紋認証に対応
pringはID・パスワードでログインする方式ではないため、ID・パスワードが流出して不正アクセスされるということが仕組み上、発生しません。
電話番号認証や指紋認証を採用しているので、安心ですね。
銀行口座間の送金の仕組み
pringをつかって、どのように銀行口座間で振替を行うのか、イメージを図にまとめてみました。
まず、pringの「口座からチャージ」機能を使って、A銀行の口座からお金をチャージします。
そして、pringにお金がチャージされたら、今度は「口座に戻す」機能を使って、pring内のお金をB銀行の口座に出金します。
こうすれば、pringを経由することで、A銀行からB銀行に送金ができることになります。
つまり、銀行振込と同じことがpringを使って実現できるのです!
ちなみに、「口座からチャージ」は一瞬でチャージされるのですが、「口座へ戻す」手続きのあと、実際に入金されるまでには時間がかかります。
早ければ当日15時までの入金ですが、翌営業日15時までの入金となることがあります。
送金するときは、余裕をもって手続きした方がいいですね。
pringの使い方
どうでしょう。pringに興味が湧いてきましたか?
では興味を持った人のために、pringの使い方を説明します。
以下の3ステップで使えるようになります。
- pringアプリをインストール
- pringの会員登録
- 銀行口座を登録
pringの使い方① pringアプリをインストール
まず、pringのアプリを App Store もしくは Google Play からインストールします。
pringの使い方② pringの会員登録
アプリを開いて、pringの会員登録をします。
名前や生年月日・住所・電話番号などを入力します。
続いて本人確認書類の提出です。
運転免許証などの書類をスマホのカメラで撮影すればOKです。
少々手間だけど、これは不正利用を防止するためのもの。実際、本人確認プロセスがないドコモ口座では、不正利用の問題が起きました。あともう一歩なので頑張って!
「申請確認は3日以内に完了します」と書かれていますが、自分がやったときは申請の5分後には本人確認が完了していました。
pringの使い方③ 銀行口座登録
pringの会員登録が終われば、あとは自分の銀行口座を登録します。
「チャージする」もしくは「お金をもどす」から銀行口座を登録できます。
まずは金融機関を選択します。
「ゆうちょ銀行」を登録するときは、次のように口座番号・暗証番号・最終残高を入力します。
こんな感じで、自分の口座を登録してみましょう。
pringで銀行振込を行う手順
ここまで準備ができたら、いよいよ銀行口座間の送金をやってみましょう。
「auじぶん銀行」から「楽天銀行」にpring経由で送金してみます。
①送金元の口座からチャージする
「チャージする」で「auじぶん銀行」の口座を選びます。
その後、チャージ金額を入力します。
「チャージする」を押すと、チャージ完了です。ここまでわずか10秒!
pringの残高も1,000円になりました。
②送金先の銀行口座に戻す
「お金をもどす」で楽天銀行の口座を選びます。
そのあと、pringから送金する金額1,000円を入力します。
「口座にもどす」を押すと、送金手続きが完了します。
翌日の午前11時ごろ、楽天銀行に無事入金されました。
まとめ
以上、送金アプリ「pring」の使い方を紹介しました。
pringは自分名義の銀行口座間で送金するのに便利なアプリ。
2020年7月の手数料改悪で、一定回数を越えると入金・出金手数料が発生してしまうのが残念ですが、それでも高額な振込手数料がかかる大手都市銀行に比べれば全然安いものです。
振込手数料に困っている人は、一刻も早く使うことをおススメします!