
マイクラを遊ぶのにマルチプレイサーバーを用意する必要があるなんて面倒。
有料サーバーもあるみたいだけど、無料で簡単にサーバーを利用する方法はないの?
ノートPCにもサーバーを立てられるのかな?
こんな悩みを解決します。
マイクラのマルチプレイサーバーを無料で立てるには、無料サービスを利用する方法と、自宅PCにサーバーを立てる方法の2通りあります。
自宅PCにサーバーを立てるというと難しく感じるかもしれませんが、手順を1ステップずつ分かりやすく解説します。
この記事では、WindowsやMacで遊びたい人向けにMinecraft Java版のマルチプレイサーバーを無料で立てる方法を紹介します。
きっといい方法が見つかるはずなので、最後まで読み進めてみてくださいね。
Minecraft Java版マルチプレイサーバーとは?
Minecraft Java版は、WindowsやMacで利用可能なエディションです。
Java版マルチプレイサーバーとは、Minecraft Java版向けの専用サーバーです。
ワールドデータを共有できる
マイクラは基本的に一人で遊ぶゲームですが、友達とマルチプレイで遊ぶには専用のサーバーを用意する必要があります。
マルチプレイサーバーは、ワールドデータを友達と共有するために使います。
無料・有料サーバーを使うか自宅PCにサーバーを立てる
Java版マルチプレイサーバーを利用するには、以下の3つの方法があります。
今回は、無料サービスを利用する方法と、自宅PCにサーバーを立てる方法を中心に紹介します。
有料サーバーを使うなら初心者にやさしいXserver VPS
がおススメです。
Xserver VPS
では、12/18(月) 12:00まで「サーバー料金最大35%キャッシュバック」キャンペーンを実施中!
※1年以上のプランで、新規申込、かつ初回の支払いのみキャンペーン対象。
Xserver VPSについては以下の記事でも詳しく解説しています。
無料マルチプレイサーバー「ScalaCube」
「ScalaCube」は無料から使えるマイクラ専用サーバーです。

ただ、無料版ではプレイヤーが1人しか接続できず、マルチプレイができないのが残念なところです。

ScalaCube無料版と有料サーバーとの違い
無料マルチプレイサーバーのデメリットを解決できるのがXserver VPS
のような有料のレンタルサーバーです。
有料サーバーには次のようなメリットがあります。
サーバー構築がカンタンで、思う存分ゲームを楽しめるなのが有料サーバーの特長ですね。
自宅PCでJava版マルチプレイサーバーを立てるのに必要なスペック
次は、自宅PCに無料でJava版マルチプレイサーバーを立てるときのスペックなどを解説します。
Minecraftの開発元では、Minecraft Java版サーバーに使うコンピュータの推奨スペックを公開しています。
プレイヤー4人以下のPCの推奨スペックは以下の通り。
CPU | Intel Core 2 Duo もしくは AMD Athlon 64 x2 以上 |
---|---|
メモリ | 1GB以上(Windowsは2GB以上推奨) |
ディスク | 150MB以上 |
ネットワーク | 有線LAN |
プレイヤー10人以下の推奨スペックは以下の通り。
CPU | Intel Core 2 Duo もしくは AMD Athlon 64 x2 以上 |
---|---|
メモリ | 2GB以上(Windowsは3GB以上推奨) |
ディスク | 200MB以上 |
ネットワーク | 有線LAN |
高スペックなPCが必要かと思いきや、最近のPCなら、何の問題もないと思います。
ただし通信速度が重要なので、ネットワークは無線(Wi-Fi)ではなく、必ずLANケーブルでルーターにつなぐようにしましょう。
LANケーブルを買うなら、ネットワーク遅延が減らせるカテゴリ6(CAT6)以上がおススメです。
フラットケーブル(薄っぺらいケーブル)は通信が安定しないので避けましょう。
ドライブの空き容量が少ない人は、不要なファイルを削除するか、外部SSDの購入を検討してみてください。
自宅PCにJava版マルチプレイサーバーを立てる手順
Minecraft Java版サーバーをインストールする
手順① Javaのインストール
まず、OpenJDKをダウンロードします。
OpenJDKのサイトにアクセスし、Windows / x64の横にある「zip」をクリックします。

ファイル openjdk-18.0.1.1_windows-x64_bin.zip がダウンロードされます。
zipファイルを解凍したら、jdk-18.0.1.1ディレクトリを C:\ に移動します。
手順② サーバープログラムのインストール
今度は、Minecraftのダウンロードサイトを開きます。
「minecraft_server.1.19.jar」をクリックし、Java版サーバープログラムをダウンロードします。

ファイル server.jar が保存されます。
C:\ ディレクトリに minecraft ディレクトリを作成し、server.jar をコピーします。

手順③ 1回目の起動
C:\minecraft ディレクトリに次のような server.bat ファイルを作成します。
C:\jdk-18.0.1.1\bin\java -Xms1024M -Xmx1024M -jar server.jar nogui
server.bat をダブルクリックすると、次のようにlibrariesディレクトリやeula.txtファイルなどが作成されます。

手順④ 2回目の起動
C:\minecraft ディレクトリの eula.txt ファイルを開きます。
eula=false となっていた行を eula=true に変更して保存します。

server.bat をダブルクリックすると、次のようにサーバーが起動します。

ngrokでMinecraftをポート開放する
最大の難関は、ルーターでのポート開放作業です。
ポート開放は、自宅のネットワーク構成やルーターの種類、インターネットプロバイダなどによって作業手順が違います。
そこで、ポート開放ツールngrokを使います。
ngrokはルーターの設定変更なしにポート開放ができるので、Minecraftのポート開放にはピッタリです。
ngrokの無料版では、ngrokが1プロセスしか起動できないなどの制限がありますが、Minecraft Java版サーバーを立てる分には全く問題ありません。
手順① ngrokアカウント作成
ngrokサイトにアクセスし、画面右上の[SIGN UP] ボタンをクリックします。

名前やメールアドレスなどを入力し、アカウントを作成します。
手順② ngrokダウンロード
[Download for Windows] ボタンをクリックすると、ファイルがダウンロードされます。
ダウンロードされた ngrok-stable-windows-amd64.zip を解凍します。
C:\ngrok ディレクトリを作成し、解凍したzip内にある ngrok.exe をC:\ngrokディレクトリに移動します。
手順③ ngrok初期設定
ngrokのダッシュボード画面で、「2. Connect your account」にある「ngrok authtoken xxxxx」コマンドをコピーします。
エクスプローラのアドレスバーに cmd と入力し、コマンドプロンプトを開きます。
先ほどコピーしたコマンドを張り付け、実行します。
手順④ 起動
テキストエディタで、次のようなngrok.bat ファイルを作成します。
ngrok tcp --region jp 25565
ngrok.bat をダブルクリックして、実行します。

tcp:// の後ろにある 「**.tcp.jp.ngrok:****」 部分が、サーバーのアドレスになります。
これを仲間に共有しましょう。
自宅PCでサーバーを立てるときに注意したいこと
電気代が思ったよりかかる
短時間だけ起動するのなら問題になりませんが、PCをずっとつけっぱなしにすると、結構な電気代になります。
仮に1ヶ月間、PCの電源がずっとONだと、電気代は約1,800円。
長時間使いたいなら、レンタルサーバーを借りた方が安かったりします。
たとえば、Xserver VPSなら実質月539円(税込)からサーバーが使えるので、電気代だけ考えても十分に安いです。
ノートPCはバッテリー劣化に注意
ノートPCの電源コードをつけっぱなしにすると、バッテリーが徐々に劣化していきます。
バッテリーを買うとなると、機種によって5,000円~20,000円くらいかかってしまいます。修理センターに出すと、3万円近くかかることも。
ノートPCをサーバーに使うのはお勧めしません。
ゲームプレイとサーバー両立が難しい
サーバーを建てて実際に遊び始めてから気づくのですが、1台のPCで、ゲームもしながらサーバーを動かすと、当然ながら遅くなります。
プレイヤーが増えて、どうにもならなくなってからレンタルサーバーに移行するという手もありますが、サーバーに詳しい人でないとデータ移行はできないでしょう。
最初からレンタルサーバーで始めるのも一案です。
まとめ
以上、Minecraft Java版マルチプレイサーバーを無料で立てる方法を2つ紹介しました。
ノートPCにサーバーを立てるのは難しいし、無料サーバーは使い物にならない・・という人は、有料レンタルサーバーも検討してみてください。
Xserver VPS
は、使いたいサーバーのテンプレートを選ぶだけで、難しいセットアップをする必要はありません。ゲームモードやワールドサイズなどの設定も、専用のMinecraft管理ツールで設定するだけ。
「Minecraft Forge版(modサーバー)」にも対応しています。
週末は友達とマイクラで快適に遊べますよ。