みずほ銀行の自動送金サービスには、毎月、取扱手数料+振込手数料の2つの手数料がかかります。
例えば、毎月、他行宛に3万円以上を振り込むと、手数料だけで年間1万円近くにもなるんです。
家族で1、2回外食に行けそうな金額ですよね。
そこで今回はみずほ銀行の定額自動送金の手数料を完全に無料にする方法を紹介します。
みずほ銀行の窓口に行く必要もなく、ネットだけで手続き完了できますよ!
年間で1万円節約しましょう。
目次
みずほ銀行の自動送金サービスの手数料
まずは、みずほ銀行の自動送金の手数料を確認しておきましょう。
自動送金サービスに必要な手数料(取扱手数料+振込手数料)は、以下の通り。
同一支店はまだいい方ですが、他行宛の手数料が非常に高いですね。
振込先 | 振込金額 | |
3万円未満 | 3万円以上 | |
みずほ銀行 同一支店 | 110円 | 110円 |
みずほ銀行 他支店 | 220円 | 440円 |
みずほ銀行以外 | 550円 | 770円 |
1年間だと次のような金額になります。
振込先 | 振込金額 | |
3万円未満 | 3万円以上 | |
みずほ銀行 同一支店 | 1,320円 | 1,320円 |
みずほ銀行 他支店 | 2,640円 | 5,280円 |
みずほ銀行以外 | 6,600円 | 9,240円 |
みずほ銀行以外へ3万円以上振り込む場合は、何と年間9,240円もの手数料がかかります。
住信SBIネット銀行を経由して定額自動送金する

さて、自動送金サービスを無料化する使う方法ですが、住信SBIネット銀行をうまく活用します。
まだ住信SBIネット銀行の口座がない人は、すぐに口座を開設しましょう。
お金の流れは、次のように住信SBIネット銀行経由で送金します。
- STEP 1住信SBIネット銀行へ入金
住信SBIネット銀行の「定額自動入金サービス」を使って、みずほ銀行からお金を入金する
- STEP 2住信SBIネット銀行から送金
住信SBIネット銀行の「定額自動振込サービス」を使って、振込先銀行へお金を送金する
「他の銀行を経由して送金したら、余計に手数料がかかるんじゃないの?」と思うかもしれませんが、実際はこちらのほうが圧倒的に低コストです。
住信SBIネット銀行の「定額自動振込サービス」は無料!
住信SBIネット銀行の「定額自動振込サービス」は、みずほ銀行の定額自動送金サービスとほぼ同じで、毎月一定額を指定した振込先へ送金してくれるというものです。
ただ手数料が全然違う!
振込手数料無料サービスの対象になるので、もし定額自動振込以外の振込をしないのなら、振込手数料は毎月1回まで無料です。
みずほ銀行にあったような取扱手数料も一切ナシ!
さらに、定額自動振込サービスには以下のような特徴があります。
定額自動振込サービスは毎月の家賃振込にピッタリですよね。
住信SBIネット銀行の「定額自動入金サービス」も無料!
住信SBIネット銀行の定額自動振込サービスを使えば、無料で毎月振込できることが分かりました。
でも今度はみずほ銀行から住信SBIネット銀行への振込手数料が毎月かかってしまうのでは・・・!?
大丈夫、住信SBIネット銀行への振込手数料もかかりません!
それは「定額自動入金」という画期的なサービスで、他の銀行の自分名義の口座から住信SBIネット銀行に毎月一定額を入金できるのです。
このサービスを使うと、みずほ銀行の口座から住信SBIネット銀行へ毎月10万円を入金するといったことができるわけです。
こんなに便利なのに定額自動入金サービスの利用料金は無料です。
無料どころか、1回利用するごとに30円相当のポイントまで貯まります。
ただし、定額自動入金サービスの注意点としては、以下の2点があります。
- 毎月5日もしくは毎月27日しか引落しができない
- 住信SBIネット銀行に実際に入金されるまで引落日から4営業日かかる
たとえば、引落日を毎月27日にする場合、3月27日にみずほ銀行から引き落としが行われ、4月2日に住信SBIネット銀行に入金されます。
これだと、毎月25日が給料日の場合は、月末までの家賃振込が間に合わなくなってしまいますね。
対処方法については、この後詳しく解説していきます。
入金スケジュールをどのように組むか?
定額自動入金と定額自動振込を組み合わせるときに注意しないといけないのは、入金日と振込日とのタイムラグです。
住信SBIネット銀行への入金が振込予定日に間に合わなければ、家賃などの振り込みが行わなくなってしまいます。
よくある例として、毎月の給料から家賃を支払っている場合、定額自動入金の入金日をいつにすればよいかをまとめてみます。
給料日が毎月25日の場合
残念ながら、当月末までの家賃振込には間に合いません。
引落日を毎月27日にした場合でも、住信SBIネット銀行への入金に4営業日かかるため、入金日は翌月1日~8日頃になってしまいます。
そのため、給料日が25日の場合には、当月の給料は翌月末の家賃支払いに充てることになります。
1か月遅れとなってしまい、ちょっと紛らわしいですが、これだけは回避できないようです。
定額自動振込を始める前に、住信SBIネット銀行の口座には1か月分の家賃をあらかじめ入金しておくようにしましょう。
そして、定額自動入金の引落日は毎月5日がおススメです。

翌月末の振込に間に合わせるという目的であれば、引落日を毎月27日にしても間に合います。
ですが、賃貸物件の更新月に定額自動入金の金額を変更するときには、引落日の8営業日前までに変更手続きを行う必要があります。
引落日を毎月5日に指定しておけば、前月21日~26日までの申請で引落金額の変更手続きが間に合うので、時間的な余裕がありますよね。
なお、毎月5日に引落したお金が入金されるのは毎月9日~14日頃になるため、定額自動振込の振込日は毎月15日以降にするとよいでしょう。
給料日が毎月15日の場合
この場合も当月末までの家賃振込には間に合いません。
月末まで2週間くらいあるので間に合いそうに思えますが、ちょうど良いタイミングの引落日を指定できないためです。
したがって、給料日が15日の場合も25日の場合と同じく、当月分の給料は翌月分の家賃に充てることになります。

定額自動入金の引落日は毎月5日、定額自動振込の振込日は毎月15日以降がよいでしょう。
給料日が月末もしくは毎月1日の場合
この場合は、引落日を毎月5日にするのがお勧めです。
毎月5日にみずほ銀行の口座から引き落とされたお金は、毎月14日ごろには住信SBIネット銀行に入金されているため、振込日を20日などにすれば、当月末までの家賃振込に間に合います。
手続き方法
「さっそくやってみよう」と思った人は、次の4ステップで手続きを進めてください。
ステップ① みずほダイレクト(インターネットバンキング)の新規申込をする
定額自動入金の手続きを行うには、みずほ銀行のインターネットバンキング契約(無料)が必要です。
まだインターネットバンキングの申し込みを済ませていない人は、以下のURLからみずほダイレクトの新規契約手続きに進んでください。
ステップ② 住信SBIネット銀行の口座開設する
住信SBIネット銀行の口座を開設しましょう。もちろん無料です。
ステップ③ 住信SBIネット銀行で「定額自動入金」の手続きをする
住信SBIネット銀行の口座開設ができたら、定額自動入金の手続きをします。定額自動入金の手続きは、みずほ銀行ではなく、住信SBIネット銀行で行います。
ステップ④ 住信SBIネット銀行で「定額自動振込」の手続きをする
今度は、住信SBIネット銀行で定額自動振込の手続きをします。
まとめ
みずほ銀行の定額自動送金サービスは、その日になったらすぐに送金されるので便利ですが、手数料が高いですよね。
一方、住信SBIネット銀行で定額自動入金と定額自動振込を組み合わせて使うときは、振込が行われるまで2週間前後かかる代わりに手数料はかかりません。
いずれにしても、すごく便利なサービスなのでぜひ活用してみてくださいね。