複数の銀行口座を持っていると、資金を移動するだけでも振込手数料がかかってしまいますよね。
例えば、給料受取口座から住宅ローン引落口座への振込とか、幼稚園や塾の月謝引落口座への振込とか・・・。
自分の持っている銀行口座のお金を移動するだけなのに、振込手数料なんて払いたくない!
そこで、みずほ銀行から他の銀行への送金を無料で行う方法をまとめました。
- 2020.01.08 3月1日からの振込手数料改定に対応しました
- 2020.03.07 送金アプリpringによる送金方法を追記しました
目次
みずほ銀行の振込手数料は?
みずほ銀行の振込手数料は以下の通りです。
インターネットバンキング(みずほダイレクト)
振込先 | 振込金額 | |
3万円未満 | 3万円以上 | |
みずほ銀行 同一支店 | 0円 | 0円 |
みずほ銀行 他支店 | 110円 | 220円 |
みずほ銀行以外 | 220円 | 440円 |
ATM(みずほ銀行のキャッシュカード利用時)
振込先 | 振込金額 | |
3万円未満 | 3万円以上 | |
みずほ銀行 同一支店 | 220円 | 220円 |
みずほ銀行 他支店 | 220円 | 220円 |
みずほ銀行以外 | 330円 | 440円 |
以上のように、振込手数料は基本有料で、手数料も高いです。
みずほマイレージクラブの「うれしい特典」は庶民には特典ゼロ!
みずほ銀行の「みずほマイレージクラブ」は、かつて預金残高が50万円あれば「振込手数料が月1回無料」という特典がありました。
ですが、2020年3月から改悪され、振込手数料の優遇が得られるのは、「クレジットカードで年100万円以上利用」「資産運用100万円以上」「住宅ローン借入あり」と庶民には手が届かないレベルに。
この記事では、「みずほマイレージクラブ」の特典は一切使わずに、手数料を無料化する方法を解説していきます。
みずほ銀行から同一支店への送金を無料化する
みずほダイレクトで振込する
みずほ銀行のインターネットバンキング「みずほダイレクト」を使うと、みずほ銀行の同一支店への振込手数料が無料です。
みずほ銀行のATMで出金と入金を行う
家族の口座へ送金する場合など、送金先のキャッシュカードが手元にある場合は、ATMで入出金できます。
まず、みずほ銀行のATMでキャッシュカードを使い、現金を引き出します。
続けて同じATMで送金先のキャッシュカードを使い、引き出した現金を預入します。
みずほ銀行から他支店への送金を無料化する
pringとSBJ銀行経由で送金する
送金アプリ「pring」を使い、みずほ銀行からSBJ銀行の口座へ送金します。月1回なら無料です。
そのあと、SBJ銀行のインターネットバンキングで「みずほ銀行の他支店口座」宛に振込を行います。
SBJ銀行は、月3回振込手数料が無料というメリットがあります。
みずほ銀行のATMで出金と入金を行う
家族の口座へ送金する場合など、送金先のキャッシュカードが手元にある場合は、ATMで入出金できます。
まず、みずほ銀行のATMでキャッシュカードを使い、現金を引き出します。
続けて同じATMで送金先のキャッシュカードを使い、引き出した現金を預入します。
みずほ銀行から三菱UFJ銀行への送金を無料化する
pringとauじぶん銀行経由で送金する
送金アプリ「pring」を使い、みずほ銀行から「auじぶん銀行」の口座へ送金します。月1回なら無料です。
そのあと、「auじぶん銀行」のインターネットバンキングで「三菱UFJ銀行」宛に振込を行います。
auじぶん銀行から三菱UFJ銀行への振込手数料は無料です。
auじぶん銀行の口座がなければ、作っておきましょう。
イオン銀行ATMで出金と入金を行う
「振込先の三菱UFJ銀行のキャッシュカード」が手に入る場合の方法です。
イオン銀行ATMで、みずほ銀行のキャッシュカードを使って現金を引き出します。
その後、同じイオン銀行ATMで「三菱UFJ銀行のキャッシュカード」を使って現金を入金します。
みずほ銀行や三菱UFJ銀行はイオン銀行と相性が良く、手数料がかかりません。
みずほ銀行から三井住友銀行・りそな銀行・ゆうちょ銀行・auじぶん銀行・イオン銀行・ソニー銀行への送金を無料化する
pringと同一銀行内の振込で送金する
送金アプリ「pring」を使い、みずほ銀行から「三井住友銀行」「りそな銀行」「ゆうちょ銀行」「auじぶん銀行」「イオン銀行」「ソニー銀行」の自分名義の口座へいったん送金します。
その後、各銀行のインターネットバンキングで、最終的な口座へ振込(ゆうちょ銀行は振替)を行います。
インターネットバンキングを使った同一銀行内の振込手数料は無料です。
みずほ銀行から楽天銀行への送金を無料化する
イオン銀行経由で送金する
みずほ銀行からイオン銀行へ入金させたあと、楽天銀行へ振り込む方法です。
- イオン銀行の自動入金サービスでみずほ銀行から入金する。
- イオン銀行のインターネットバンキングで楽天銀行へ振込する。
イオン銀行の自動入金サービスを使えば、手数料無料でみずほ銀行からイオン銀行へ送金できます。さらに、イオン銀行は最大月5回まで他行宛振込手数料が無料です。イオン銀行の2つのサービスを組み合わせると、ネットでの手続きだけで、みずほ銀行から楽天銀行への振込を無料にできます。
ちなみに、イオン銀行の口座があると、イオン銀行ATMが土日祝日・夜間も手数料無料、ゆうちょ銀行ATMが平日・土曜日に無料で使えたりと、みずほ銀行に比べてATMが使いやすくなります。サブ銀行口座として持っておくと便利でしょう。
イオン銀行の口座開設 - 最大10,000円分のポイントキャンペーン中
※ページ下部の「イオン銀行キャッシュ+デビット」からイオン銀行の口座開設ができます。
イオン銀行ATMもしくはステーションATM「Patsat」で出金と入金を行う
「振込先の楽天銀行のキャッシュカード」が手に入る場合の方法です。
イオン銀行ATMで、みずほ銀行のキャッシュカードを使って現金を引き出します。または、関西の主要駅に設置されているATM「Patsat」で、同様にみずほ銀行のキャッシュカードで現金引き出しします。
その後、同じATMで楽天銀行のキャッシュカードを使って現金を入金します。
みずほ銀行から住信SBIネット銀行への送金を無料化する
pringと住信SBIネット銀行の振込で送金する
送金アプリ「pring」を使い、みずほ銀行から住信SBIネット銀行の自分名義の口座へいったん送金します。
その後、住信SBIネット銀行のインターネットバンキングで、最終的な口座へ振込を行います。
イオン銀行で出金と入金を行う
「振込先の住信SBIネット銀行のキャッシュカード」が手に入る場合の方法です。
イオン銀行ATMで、みずほ銀行のキャッシュカードを使って現金を引き出します。
その後、同じATMで入金先となる住信SBIネット銀行のキャッシュカードで入金します。
住信SBIネット銀行のコンビニ入金手数料は無料で、夜間や土日も手数料がかかりません。
定額自動入金サービスを利用する
毎月一定額を住信SBIネット銀行に振り込む場合なら、定額自動入金サービスが便利です。
これは入金先の住信SBIネット銀行が提供しているサービスになるのですが、他の銀行の自分の口座から毎月一定額を入金できるという内容です。
たとえば、みずほ銀行に振り込まれる給与のうち、毎月3万円を住信SBIネット銀行で積み立てたいというような用途に使えます。
手数料はかかりません。
さらに定額入金と言いつつも、入金する金額は毎月変更できるので、使い勝手が良いです。
振込に取って代わるサービスで、画期的ですね。
みずほ銀行から複数口座への送金を行う場合
みずほ銀行の口座から複数の口座へお金を分散して移動する必要がある場合、住信SBIネット銀行をハブ銀行として利用する方法がお勧めです。
まず、「みずほ銀行から住信SBIネット銀行への資金移動」で紹介した方法のいずれか(コンビニATMでの入金もしくは定額自動入金)で、住信SBIネット銀行へ入金します。
その後、住信SBIネット銀行からネットで振込を行います。
住信SBIネット銀行からの振込は、月末残高が30万円以上あれば、月3回まで無料です。
ちなみに、振込先が多い我が家ではこの方法を使って、振込手数料を0円にしています。
みずほ銀行から毎月定期的に振込する場合
みずほ銀行の自動送金サービスは、住信SBIネット銀行を利用することで無料化できます。
提携銀行と無料特典、ネットをフル活用しよう
以上のように、銀行口座間でお金を移動するには、様々な方法があります。
最近は特に、送金アプリや提携銀行のATM無料化、コンビニATMの無料サービス、無料入金サービスなどを利用することで、個人の口座間の送金はほぼ0円でできます。
毎月、振込手数料に330円を払っていたら、1年で何と3,960円!
振込手数料のかからない資金移動にぜひチャレンジしてみましょう。