アセコルで友達と対戦するのにサーバーを用意するなんて面倒。
有料サーバーもあるみたいだけど、無料で簡単にサーバーを利用する方法はないの?
ノートPCにもサーバーを建てられるのかな?
こんな悩みを解決します。
Assetto Corsaのサーバーを立てるには、自宅PCやレンタルサーバー上に自分でサーバーを立てる方法と、有料サービスを利用する方法の2通りあります。
自宅PCにサーバーを立てるというと難しく感じるかもしれませんが、Windows PCさえあれば無料でサーバーを立てることができます。
この記事では、Assetto Corsaのマルチプレイサーバーを立てる手順を分かりやすく解説します。
きっといい方法が見つかるはずなので、最後まで読み進めてみてくださいね。
Assetto Corsaサーバーとは?
友達とレースを開催できる
Assetto Corsaは1人でも複数人でも遊べるゲームですが、マルチプレイするにはサーバーが必要です。
Assetto Corsaサーバーを立てると、自分でレースを開催できるようになります。
自宅PCを使うかサーバーを借りる
Assetto Corsaサーバーを立てるには、以下の2つの方法があります。
今回は、自宅PCにサーバーを立てる方法を中心に紹介します。
自宅サーバーと有料サーバーとの違い
ここで自宅サーバーと有料サーバーの違いを見ておきましょう。
自宅サーバー
自宅サーバーは、自宅のPCを「Assetto Corsa専用サーバー」としてセットアップする方法です。
Assetto Corsaサーバーに使うPCは、スペックをそれほど要求されません。
ですがレースゲームなので「高速で安定しているインターネット回線」が必須です。
マンション共用のインターネット回線などでは快適にプレイできなかったり、ポート開放できないこともあります。
有料サーバー
このような自宅サーバーのデメリットを解決できるのがXserver VPS のような国内の有料レンタルサーバーです。
有料サーバーには次のようなメリットがあります。
ストレスなく楽しめるのが有料サーバーの特長ですね。
有料サーバーを使うなら初心者にやさしいXserver VPS がおススメです。
Xserver VPSについては、以下の記事でも詳しく解説しています。
Xserver VPS では、2024/12/16(月) 17:00まで「サーバー料金半額キャッシュバック」キャンペーンを実施中!
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自宅PCで専用サーバーを立てるのに必要なスペック
さて、ここからは自宅PCでサーバーを立てる方法を紹介しましょう。
まず、自宅PCにマルチプレイサーバーを立てるときのスペックについてです。
Assetto Corsaの開発元では、サーバーに使うコンピュータの推奨スペックを公開していません。
以下、サーバースペックの目安を紹介します。
OS | Windows 10/11 |
---|---|
メモリ | 1~2GB以上 |
ストレージ | 30GB以上 |
ネットワーク | 10Mbps以上 |
ネットワーク回線
大事なのは、ネットワーク回線の安定性です。
まず、無線(Wi-Fi)ではなく、必ずLANケーブルでルーターにつなぐようにしてください。
LANケーブルを買うなら、ネットワーク遅延が減らせるカテゴリ6(CAT6)以上がおススメです。
フラットケーブル(薄っぺらいケーブル)は通信が安定しないので避けましょう。
また、ネットワーク回線の速度と安定性を計測しておきましょう。
インターネット回線スピードテスト・通信速度測定 | USEN GATE 02
何度測定しても100Mbpsなら問題ありません。
ストレージ
ドライブの空き容量が30GBあれば大丈夫です。
空き容量が少ない人は、不要なファイルを削除するか、外部SSDの購入を検討してみてください。
自宅PCにマルチプレイサーバーを立てる手順
ではここからAssetto Corsaサーバーを自宅PCに立てる手順を紹介します。
以下の3ステップです。
ステップ① Assetto Corsaをインストールする
まず、Steamから「Assetto Corsa」をインストールします。
ステップ② サーバー設定を変更する
サーバーマネージャーを開き、サーバーの設定を行いましょう。
エクスプローラで C:\Program Files (x86)\Steam\steamapps\common\assettocorsa\server フォルダを開きます。
acServerManager.exeをダブルクリックすると、次のような画面(サーバーマネージャー)が表示されます。
このあと、最低限の設定を説明します。
Settingsタブ
まずは基本設定を行います。
Settingsタブで「Basic Settings」の3つの項目を入力します。
項目 | 説明 |
---|---|
Name | サーバーの名称。サーバーリストなどに表示されます。 (例)Kozenist Server |
Password | サーバーに参加するときのパスワード。仲間に共有します。 |
Admin Pwd | 管理者パスワード。 |
Tracksタブ
次はコースと接続数を設定します。
Tracksタブで2つの項目を選択します。
項目 | 説明 |
---|---|
Clients Allowed | レースの参加人数(接続数)。 選択するコースによって最大数が変わります。 |
コース | レースを開催するコース。 |
Cars / Entry List タブ
最後に、レースに参加できる車を選びましょう。
[Cars / Entry List] タブを開き、[Enabled Cars]でモデル名の左にチェックします。
すると画面中央に車のスキン一覧が表示されるので、クリックして右側の[Entry List Preview]に追加します。
エントリーリストには、レースの参加人数以上の車を選択してください。
設定の保存
最後に[Save]ボタンを押しましょう。
[Server saved correctly]と表示されたら成功です。
ステップ③ ルーターでポートを開放する
最大の難関は、ルーターでのポート開放作業です。
ポート開放は、自宅のネットワーク構成やルーターの種類、インターネットプロバイダなどによって作業手順が違います。
例として、NURO光のHG8045Qでの設定手順を紹介します。
ルーターHG8045Qでの設定手順
まず、ブラウザで http://192.168.1.1
にアクセスします。
ID(admin)とパスワードを入れてログインします。
[転送ルール]-[ポートマッピング設定]を選択します。
次のように情報を入力します。
種別 | カスタム設定 | |
---|---|---|
マッピング名 | assetto-corsa | |
内部ホスト | Assetto CorsaサーバーのPC | |
ルール① | プロトコル | TCP/UDP |
内部ポート番号 | 9600-9600 | |
外部ポート番号 | 9600-9600 | |
ルール② | プロトコル | TCP |
内部ポート番号 | 8081-8082 | |
外部ポート番号 | 8081-8082 |
[適用]ボタンを押したら完了です。
サーバーの起動と接続
サーバーの設定が終わったら、サーバーを起動して実際に接続してみましょう。
サーバーを起動する
サーバーマネージャーで、下部にある[START SERVER]ボタンをクリックします。
黒いウィンドウが表示されます。
最後の行に「OK」と表示されれば、サーバーが正常に起動しています。
サーバーへ接続する
準備ができたら、いよいよAssetto Corsaを起動してサーバーに接続してみましょう。
- Assetto Corsaを起動し、[Drive]-[Online]を選択します。
- サーバー名を入力するとサーバー一覧に表示されるので、クリックします。
- サーバーマネージャーで設定した「パスワード」を入力し、車種を選んで「join」ボタンをクリックします。
サーバーに接続できましたか?
あとは遊ぶだけです!
自宅PCでサーバーを立てるときに注意したいこと
電気代が思ったよりかかる
短時間だけ起動するのなら問題になりませんが、PCをずっとつけっぱなしにすると、結構な電気代になります。
仮に1ヶ月間、ノートPCの電源がずっとONだと、電気代は約1,800円。
ずっとオンラインで使いたいなら、レンタルサーバーを借りた方が安かったりします。
たとえば、Xserver VPS なら実質月415円(税込)からサーバーが使えるので、電気代だけ考えても十分に元が取れますね。
ノートPCは故障リスクあり
ノートPCの電源コードをつけっぱなしにすると、内蔵バッテリーが徐々に膨張していきます。
するとノートPC自体が膨らんできて、ケースに隙間ができたり、タッチパッドやキーボードが壊れたりすることも。
バッテリーを買い替えると、機種によって5,000円~20,000円くらいかかってしまいます。
ノートPCをサーバーに使うのはお勧めしません。
ゲームプレイとサーバー両立が難しい
サーバーを建てて実際に遊び始めてから気づくのですが、1台のPCで、ゲームもしながらサーバーを動かすと、当然ながら遅くなります。
プレイヤーが増えて、どうにもならなくなってからレンタルサーバーに移行するという手もありますが、最初からレンタルサーバーで始めるのが楽です。
まとめ
以上、Assetto Corsaサーバーを無料で立てる方法を紹介しました。
ポート開放は難しいし、ゲームも快適に遊びたいなぁ・・という人は、有料レンタルサーバーも検討してみてください。
Xserver VPSは、使いたいサーバーのテンプレートを選ぶだけで、難しいセットアップをする必要はありません。
週末は友達とAssetto Corsaで快適に遊べますよ。
Xserver VPS では、2024/12/16(月) 17:00まで「サーバー料金半額キャッシュバック」キャンペーンを実施中!
※1年以上のプランで、新規申込、かつ初回の支払いのみキャンペーン対象。