株式投資がうまく行っていないんだけど、ソーシャルレンディングって利回りが高いから魅力的。投資して大丈夫なのかなぁ?
こんな悩みを解決します。
結論から言うと、投資先としてソーシャルレンディングはおススメしません。
私はソーシャルレンディングに3年間で合計300万以上投資して損失を出した苦い経験があります。
でも、その後しっかり投資の勉強をしたことで、ソーシャルレンディングの損失を取り戻すほどの利益を出すことができました。
この記事ではソーシャルレンディングのメリット・デメリットと、ソーシャルレンディングの代わりに何に投資したらよいかを解説します。
きっと役に立つ体験談だと思うので、最後まで読み進めてみてください。
ソーシャルレンディングのメリット
まず、ソーシャルレンディングのメリットを解説します。
高い利回り
ソーシャルレンディングは運用利回りが5%~10%前後と、利回りは高いです。
投資すると、少額ながらも毎月利子を受け取れるので、利益が出ている感覚がうれしい。
運用期間も3ヶ月くらいの短期案件から、24ヶ月くらいの長期案件まであるので、資金計画が立てやすいです。
1万円から投資できる
ソーシャルレンディングでは、最低1万円から投資できます。
高額な投資資金がなくても運用できるので、投資初心者にも始めやすい投資の一つです。
ちなみに私がソーシャルレンディングを始めたのも、投資2年目でした。
投資の勉強がいらない
ずらりと並んだ募集中の案件の中から選んで出資するだけなので、知識がなくても簡単に投資できます。
ネットショッピングをしている感覚で申し込めてしまいます。
株式投資だと、銘柄選定や売買タイミングなど考えないといけないことが多いですよね。ソーシャルレンディングはそのような知識は不要です。
ソーシャルレンディングのデメリット
ソーシャルレンディングは投資なので、当然ながらデメリットもあります。
元本保証なし
投資した元本が戻ってくる保証はありません。
ソーシャルレンディングは貸付なので、返済期日に事業者がお金を返済してくれれば元本は戻ってきます。
しかし、事業者の事業が思うように進まず、返済ができない状態になると、元本は戻ってきません。
ちなみに、事業者が返済ができないときのために担保物件が設定されていることが多いです。
事業者が返済できないときは、その担保物件を売却して返済資金に充てることになっています。
途中解約できない
ソーシャルレンディングは貸付なので、投資したお金は事業者の元に渡ります。
元本が返ってくるのは返済期日になるので、一度投資したら返済期日まで資金を取り戻すことはできません。
事業者の返済能力が低い
企業が資金調達をするときは、普通は銀行からお金を借ります。
でも、銀行がお金を貸してくれず、資金調達に困った事業者がソーシャルレンディングを利用するケースがあります。
銀行がお金の貸し出しを断ったのは、事業者が資金を返済できないじゃないかと判断した時なので、そういった案件がソーシャルレンディングに流れてくる時点で危険です。
ソーシャルレンディングと株式投資の違い
株式投資は株の売買差益や配当金、ソーシャルレンディングは利子で儲ける仕組みです。
全く違うタイプの投資ですが、決定的に違うのは何を期待して投資するのか、という点です。
株式投資は企業の業績アップに期待して投資します。
一方、ソーシャルレンディングは企業内の1つのプロジェクトが順調に進むことを期待して投資します。
期待すること | 得られるもの | |
---|---|---|
株式投資 | 企業の業績アップ | 株の売買差益や配当金 |
ソーシャルレンディング | プロジェクトの成功 | 利子 |
さて、どっちの方が期待できるでしょうか?
企業とプロジェクトのどちらに期待?
企業は様々なプロジェクト(事業)をやっていて、黒字のプロジェクトも赤字のプロジェクトもあります。
そして、トータルでもしくは数年後には黒字になるように努力するのが企業というものです。
特に上場企業なら事業報告の義務があるので、その傾向は高いはずです。
つまり、プロジェクトは失敗することがあるのです。
企業も倒産することがありますが、それは黒字のプロジェクトが少なくなり、赤字のプロジェクトが積み上がったからです。
ソーシャルレンディングは、その仕組み上、損失は出てしまうのです。
ソーシャルレンディングに興味を持ってしまう理由
ソーシャルレンディングに興味を持った人や既に投資したことがある人は、投資初心者か、株式投資がうまく行かなかった経験があるのではないでしょうか?
ソーシャルレンディングは、案件一覧から運用利回りの高いものを選んで、期日までに入金するだけ。
あとは「ほったらかし」でOKだから、定期預金と同じ感覚です。
投資の知識なんて一切いらない。
だから、ソーシャルレンディングを「最高の投資商品」と思ってないですか?
誰でもできるような簡単な投資では、たいしたリターンがありません。
一方、勉強した人にしかできない難しい投資では、必ずではないですが、大きなリターンが見込めます。
本当に投資で利益を出したい、FIREしたいなら、ソーシャルレンディングという選択肢はなく、ちゃんと勉強して株式での利益を狙うべきです。
投資で成果を出すには?
勉強せずに投資で成果を出すことはできない
株式投資では、銘柄選びや売買タイミングなどをしっかり見極めて取引しなければ、利益を出すことができません。
本やTwitterを見ていると、「株でX億円儲かった!」という景気のいい話があります。
が、10万円が奇跡的に1億円になるなんてことはありません。
みんな、必死に努力しています。
決算書を読み、社長のインタビュー動画を閲覧し、業界動向を調べ、店舗に足を運び、IR担当者に電話しています。
何となく売買しているのではなく、熟慮を重ねたうえで取引しているのです。
いまの投資の知識はどれくらい?
ここで質問です。
「あなたはこれまで投資関連の本や雑誌をどれくらい読みましたか?投資に関してどれくらいの知識を得ましたか?」
おそらくほとんどの人が、「数冊読んだ程度で、何となく投資のやり方がわかった」という状態ではないでしょうか?
自己流の投資法や浅い知識のままでは、間違った金融商品を選んでしまったり、利益を取り損ねてしまいます。
ほとんどの人は深く勉強せずに投資しようとしているから成果が出ないんです。
逆に、投資について相当な勉強や研究をした人は成果を上げている。
じゃあ、結局何をどうやってどのくらい勉強すればいいんでしょう?
投資を体系的に勉強する
まず、投資について幅広い知識をつけ、体系的に勉強することが大切です。
そして、何より信頼できる人から情報を得るのが近道のはず。
手っ取り早いのが投資スクールですね。
たとえば「Global Financial School」はジム・ロジャーズなど一流投資家が講師で、経済の歴史から様々な投資手法の紹介、そして銘柄選定やチャート分析まで学べます。
で、そのスクールが無料公開している投資の達人になる投資講座 では、月収を2~5倍にする具体的な投資方法を紹介しています。
この動画を見るだけでも、自分に欠けていた知識が何なのか、分かるのではないでしょうか?
まとめ:ソーシャルレンディングに逃げない。投資の知恵をつけるべき
ビジネスの原理原則を知らずに投資してしまったのが私がソーシャルレンディングで損失を出した根本原因です。
大きな勉強代を払いました。
投資の知識をつけることが投資で成功するコツです。
勉強あるのみですね。