bitFlyerのビットコイン取引では、指値注文だけではなく、逆指値注文にも対応しています。
逆指値での売り注文は、暴落時の損切りとして使うこともできるし、高値での利益確定として使うこともできる便利なもの。
しかし、右肩上がりの上昇に陰りが出てきたこれからのビットコイン相場では、逆指値注文を使いこなせないと含み損を抱えることになったり、利益が一瞬でなくなってしまう。
ということで、今回はbitFlyerでの逆指値注文方法をまとめます。
逆指値での売り注文方法
bitFlyerでビットコインを購入・売却するには「ビットコイン販売所」「ビットコイン取引所」「bitFlyer Lightning」のいずれかを使いますが、逆指値注文は「bitFlyer Lightning」のみ対応しています。
普段の取引では「ビットコイン販売所」や「ビットコイン取引所」を使っている人が、逆指値の注文だけ「bitFlyer Lightning」で行うという使い方も可能。
さて、ビットコインの逆指値注文方法ですが、まずbitFlyer Lightningの取引画面を開きます。
画面左上でBTC/JPYが選択されていることを確認し、画面右側中央にある「特殊」をクリックします。
すると、Simple Orderという取引画面が表示されます。
まず、ストップ注文を示すSTOPをクリックし、「売り」が選択されていることを確認します。
次に、数量欄にビットコインの売りの数量を入力します(単位はBTC)。
トリガー価格が重要で、ビットコインの価格がいくらになったら実際に注文を出すのか、を指定するものです。
たとえば、上記画面だと、現在のビットコイン価格が196万円で、トリガー価格を190万円に設定しているので、ビットコインが下落をはじめて、190万円になったら0.05BTCの売り注文が出される、ということになります。
最後に「Place Order」ボタンを押し、最後の確認画面で再度「Place Order」ボタンをクリックすると注文完了です。
暴落対策ならストップ・リミット注文(STOP-LIMIT)は使用厳禁
取引画面にはSTOP注文に似たSTOP-LIMIT注文もある。
STOP-LIMIT注文は、トリガー価格になったら指値注文が出されるけど、指値なので暴落時などは注文が約定されない可能性がある。
一方、STOP注文は、トリガー価格になったら成行注文が出されるから、約定価格がトリガー価格を下回る可能性はあるけど、暴落時に約定されないという心配はなさそう。
だから暴落対策で逆指値注文する場合は、STOP注文すべきです。
逆指値注文の状況確認
逆指値で注文した内容は、bitFlyer Lightningの画面左下に一覧表示されます。
肝心のトリガー価格が表示されていませんが、各注文をクリックすると詳細が表示されるので、トリガー価格を確認できます。
逆指値注文のキャンセル
bitFlyer Lightningの注文欄で「X」アイコンをクリックするか、注文詳細画面で「この注文をキャンセルする」をクリックします。
逆指値注文の変更
注文後に、後から数量やトリガー価格を変更することはできない。
不便だけど、一旦注文をキャンセルしてから、再度逆指値注文を入れてください。
取引画面のサウンドをOFFに設定する
bitFlyer Lightningは取引関連の音が結構たくさん鳴るので、気になる人は無効にしましょう。
左側の「Ξ」(メニュー)をクリックすると、設定画面を開くことができます。
「一般的な音を鳴らす」だけで十分でしょう。
トリガー価格の設定目安
逆指値の注文をするときは、私の場合、現在価格から10万円マイナスした価格をトリガー価格に指定することが多い。
というのも、ビットコインは上昇基調のときでも、一時的に5万~10万円の調整が入ることがあり、そういう一時的な調整による下落のタイミングでは約定せずにもう少し様子を見たい。
逆に、調整を超えるような下落(10万円以上)が発生したときは約定して欲しい。
トリガー価格を現在価格から10万円マイナスした価格にすると、右肩上がりでなくなった今の相場でも、まずまずの成果が出せる。
暴落し始めてからでは遅い
ビットコインの価格急変が起こると、取引に大幅な遅延が発生したり、酷い場合はbitFlyerへのログイン自体ができなかったりする。
なので、ビットコインの価格アラートが来たら売り注文を出そう、というのは暴落時にはできないので注意。
ビットコインを購入したら、それと同数量の逆指値注文を入れておくと安心だろう。