レール式の引き戸は、数年もすると徐々に動きが悪くなりますよね。
引き戸がものすごく重くなったり、ギーという嫌な音がしたり。
原因はいろいろあるけど、ごみが戸車に入ってしまったり、戸車(ローラー)やレールがゆがんだりといったケースが多いようです。
我が家も5年で引き戸が動かなくなってしまいました。
そこで、今回は動きの悪い永大産業の引き戸をDIY修理する方法を紹介します。
引き戸の外し方
まずは引き戸を外して、どこが悪いのかを見てみます。
引き戸の外し方は簡単です。
引き戸を半分だけ開いた状態にして、両手で引き戸の両端をつかみます。
その後、引き戸を両手で少しだけ上に持ち上げると、引き戸が下のほうから手前に外れます。
引き戸の戸車を掃除する
引き戸を横倒しにして、戸車(車輪)を見てみます。
戸車を手で回しても動きが悪かったら、戸車に問題ありです。
戸車を調べると、中に糸くずがギッシリ詰まっていました。
そのせいで戸車がほとんど回らず、引き戸が重くなっていたようですね。
引き戸は、脱衣所の近くにあったので、糸くずや髪の毛がたまりやすかったのでしょう。
糸くずや髪の毛を手で取り除きにくいときは、ドライバーやピンセットが便利です。
掃除しても戸車の動きが悪いときは?
我が家の戸車は、糸くずを掃除するだけで、しばらくは調子が良かったのですが、遂に掃除だけではよくならなくなってしまいました。
そうなると、戸車を交換するしかありません。
戸車の交換は、自分でもできるくらい簡単です。
以下の手順で、戸車交換にチャレンジしましょう。
戸車の取り外し方
戸車(ローラー)を取り外すには、ドライバーでネジを緩め、戸車を引っ張り出します。
この戸車の場合、引き戸にガッシリと埋まっていたので、ドライバーで斜めに押しながら外しました。
これで戸車が外れました。
戸車の型番は、外側からは分からないことが多いですが、戸車を取り外すとだいたい型番が分かります。
この戸車は永大産業のTDB-S9Bでした。
新しい戸車を購入する
戸車は、AmazonやYahoo!ショッピングなどで購入できます。
TDB-S9Bは廃番品だったので、後継品TDB-S10Bを購入しました。
今回のように品番が分かっていて、新しい戸車が購入できるときはいいですが、品番が分からないときや製造中止で手に入らない時もあります。
そんなときは、以下の3つのポイントをチェックして、今の引き戸に使える戸車を選んでみてください。
新しい戸車を取り付ける
購入した戸車を取り付けます。金づちで叩いて、しっかりはめ込みましょう。
引き戸を元通りに戻せば、修理完了です。
スムーズに開閉できるようになりましたか?
引き戸修理の相場は?
今回は、自分で引き戸を修理しましたが、業者に頼むとどれくらいかかるのでしょうか?
工務店に依頼すると、引き戸修理の相場は1万円~1万5000円くらいです。
それにプラスして部品代(数百円~2,000円くらい)もかかります。
業者に頼むと、これぐらいの値段は覚悟しておきましょう。
まとめ
浴室の近くにある引き戸には、戸車にゴミがつまりやすいので、定期的なメンテナンスをしたほうがいいですね。
戸車は廃番になることが多いので、予備を買っておくと良いでしょう。