会社の業績が最近ヤバいんだけど、ひょっとしてリストラされたりしないのかな・・・?
同じ経験がある人に聞いてみたい。
こんな悩みを解決します。
会社の経営状況が不安なら、「倒産のシグナル」をまず見極めましょう。「倒産のシグナル」と言っても難しいものではなく、一般社員でも気づけますよ。倒産する前に行動すれば、倒産した後よりも上手に転職できるはずです。
私が新卒で入社した会社は、入社2年目にして700人規模の人員整理を行い、24歳で会社を離れることになった辛い過去があります。翌年、その会社は倒産しました。
業績悪化・倒産の危機を感じている従業員の不安は、私なら痛いほどわかります。
きっと役に立つと思うので、最後まで読み進めてみてください。
一般社員でも分かる!倒産のシグナル
会社の業績が悪くなると「この会社大丈夫なのかな・・・」と心配になってきますね。
会社の業績が悪いときは、業績回復までの中間地点か、倒産が近づいているときのどちらかです。
そして、倒産が近づいているときには、次のようなシグナルがあります。
もちろん、業績が伸び続けているなら、倒産という可能性は低いでしょう。
でも、そうでないなら、危機が少しずつ迫っているのかもしれません。
特にシグナルが多いときは、最悪な結果につながります。
会社の業績が悪くてもリストラされない?
企業は社員の雇用を守り、給料を支払えるよう最大限努力します。
なので業績が多少悪くなっても、普通はリストラや減給にはなりません。会社員の給料はとても安定しているんです。
でも業績が低迷してくると、社員にこれまでと同じ給料を払うことができなくなってきます。
それでもお金を持っている大企業なら、高額退職金をちらつかせて希望退職者を集め、「自主退職」として波風を立てずにやり過ごしたりします。
でもそれができるのは、ごく一部の企業だけ。
普通の企業は、給料がガクンと減るか、リストラになります。
給料が減るだけで済むのか、リストラになるのかはケースバイケースです。
私が勤めていた企業では、取り返しのつかないほど経営状態が悪くなっていたので、一気に700人リストラとなりました。
どちらにしても、業績悪化で生活に困ることは間違いありません。
リストラきっかけの転職は難しい
転職と言えば、「自分のチャレンジする領域を広げたい」とか「給料の高いところで働きたい」といった前向きな理由が多いですよね。
このような思考を持っている人は、普段から少しずつ将来の未来像を考えたり、転職サイトなどから企業情報を集めています。
いい会社が見つかったら面接を受け、合格したら退職届をポンと出せるので、常に余裕があります。
でも、リストラきっかけの転職は、その時になってから企業情報集めをスタートすることになります。
本当にいきなりです。
望まない転職になるので、就活する気になれません。
自分だけは会社に残れるんじゃないか、上司に相談すれば認めてもらえるんじゃないか、そんな気持ちです。淡い期待も不安も持ちながら就活するんです。
そして、転職先の企業を選ぶにしても、業績低迷企業というハズレくじを引いてしまわないかも心配になります。
会社の寮に住んでいる人は、退去日までに転職先を決めて引っ越さないといけません。
本当に、時間との勝負です。精神的につらい時期です。
業績低迷でも転職できる
じゃあ、会社の先行きが不安だからという理由で、はたして転職なんてできるんでしょうか?
結論から言うと転職できます。
では、なぜ問題なく転職できるのか、説明します。
まず、転職先の採用担当者はあなたがいま勤務している会社の内情をよく知りませんし、興味もないです。上場企業のような知名度のある会社でない限り、業績が低迷していることは採用担当者にバレません。
仮にバレたとしても、業績悪化を個人のせいにすることはありませんし、もし事業の失敗を個人の責任にするような会社なら絶対に避けるべきです。
ただ当然ですが、企業の業績改善を任されている役員や部長クラスの人は、後ろめたい気持ちになるのでは・・・?「ここは頑張りどころだから、逃げずに最後までチャレンジする」というのも考えてみていいと思います。
いろいろ書きましたが、採用担当者は結局のところ、あなたがどのような未来像を持っていて、今後どんな活躍をしてくれるのかに興味があります。
なので、チャレンジしたい分野や得意とするスキルをアピールするなど、前向きな姿勢で臨みましょう。
同じ目に遭わない転職先の探し方
業績の悪い会社を一回経験すると、次の会社選びが慎重になります。
選択肢はいろいろありますが、ほとんどの人は以下の2つのいずれかでしょう。
1つ目の転職候補は、倒産の危険が少ない企業です。
でもよく考えたら、倒産しない会社を選ぶのは難しいです。私の入社した会社は倒産する7~8年前までは高収益企業で有名でした。最近は、レナウンやオンキョーなど上場企業も倒産しました。業績が安定・・・という線は捨てなければなりません。
2つ目の転職候補は、今までとは業界が少し違うけど、自分が活躍できそうな会社です。
スキルがある30才以上の方なら、自分自身が成長できる会社が別の業界にもあるでしょう。また、20代の若い人はさまざまな業界へチャレンジしやすいので、これを機に別業界への転向を考えてみるのも手です。
そして別業界への転職活動を本気で考えるなら、業界に特化していない大手転職サービスの利用がおススメです。
特に20代の転職ならマイナビジョブ20's のような若い世代に強いエージェントのほうが事情を分かってもらいやすいです。
転職エージェントに頼めば、自分のスキルを活かせる別業界の企業がきっと見つかります。
まとめ:自分が知らない会社をエージェントに紹介してもらおう
転職エージェントを使うメリットは、自分では検索したりしない業種・職種の会社に出会えることです。
今と同じ職種・業界で会社を選ぶなら、転職サイトで検索条件に職種や業界を選ぶだけなので、自分一人でできます。
でも、今のスキルが活かせる別の職種・業界となると、途端に企業選びが難しくなります。
私の場合は、エージェントに20社ほどピックアップしてもらい、そのうち興味を持った4社に面接しました。そのうち3社は、名前も知らない会社だったので、エージェントがいなければ面接することもなかったと思います。
最終的に2社から内定をもらい、これまでと違う業界でのキャリアを無事スタートさせることができました。
ぜひ、転職エージェントを活用して、苦難の時期を乗り越えてみてください。