家賃や月謝など毎月一定額を銀行振込する場合、自動送金サービスを使うと払い忘れがなく便利ですよね。
ですが、定額自動送金サービスはタダではありません。
例えば、振込金額が3万円以上の場合、振込先が同一支店なら年間1,320円、中国銀行の他の支店なら年間5,940円。
さらに振込先が中国銀行以外の場合は年間9,900円と結構な額の手数料がかかってしまいます。
インターネットバンキングで手続きすると少し安くなりますが、それでも年間5,804円も手数料がかかります。
そこで今回は定額自動送金にかかる手数料を完全に無料にする方法を紹介します。
もちろん、店舗へ行く必要はなく、ネットだけで手続き完了できますよ!
イオン銀行を経由すると無料で自動振込できる
さて、中国銀行の自動振込を無料化する方法ですが、イオン銀行を使います。
イオン銀行には「定額自動入金」サービスと「定額自動振込」サービスがあり、2つのサービスを組み合わせることで自動振込が無料でできるようになります。
まだイオン銀行の口座がない人は、この機会にイオンカードを発行してイオン銀行口座を開設しておきましょう。
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イオン銀行の定額自動振込サービスとは?
イオン銀行の「定額自動振込サービス」は、中国銀行の自動振込サービスと同じで、毎月一定額を指定した銀行口座へ送金してくれるというものです。
ただ手数料が全然違う!
中国銀行 | イオン銀行 | ||
---|---|---|---|
取扱手数料(1回あたり) | 55円 | 0円 | |
振込手数料(1回あたり) | 中国銀行 同一支店 | 55円 | 0円 / 110円 |
中国銀行 本支店 | 220~440円 | ||
他行宛 | 550~770円 |
まず、中国銀行は自動送金の取扱手数料が1回の送金につき55円必要ですが、イオン銀行では取扱手数料が0円です。
また、イオン銀行の他行宛て振込手数料は110円でそもそも安いですが、最大で月5回まで振込手数料が無料になる特典があります。簡単な手続きで特典の対象になるので、だれでも振込手数料は月1回まで無料にできます。
また、イオン銀行の定額自動振込サービスには、次の特徴があります。
- 定額といいながらも振込金額を毎月変更できる
- ネットで申し込みや解約・一時停止ができる(店舗に行く必要なし)
- 振込前と振込後にお知らせメールが届く
家賃の振込にも使えそうですね。
イオン銀行の自動入金サービスとは?
イオン銀行の定額自動振込サービスを使えば、無料で毎月振込できることが分かりました。
でも今度は、中国銀行からイオン銀行への振込手数料がかかってしまうのでは・・・!?
大丈夫、イオン銀行への振込手数料もかかりません!
イオン銀行の「自動入金サービス」を使うと、他の銀行の自分名義の口座からイオン銀行に毎月一定額を入金できるのです。
このサービスを使うと、「中国銀行の口座からイオン銀行へ毎月5万円を入金する」といったことができるわけです。
こんなに便利なのに自動入金サービスの利用料金は無料です。
ただし、自動入金サービスの注意点としては、以下の2点があります。
引落し日が自由に決められず、しかも入金にも時間がかかってしまいます。
例えば、中国銀行に振り込まれた給料の一部を家賃として振り込むには、どうすればいいでしょうか?
対処方法については、この後詳しく解説していきます。
入金スケジュールの組み方
自動入金サービスと定額自動振込サービスを組み合わせるときに注意しないといけないのは、入金日と振込日とのタイムラグです。
イオン銀行への入金が振込予定日に間に合わなければ、家賃などの振り込みが行わなくなってしまいます。
よくある例として、毎月の給料から家賃を支払っている場合、自動入金の入金日をいつにすればよいかをまとめてみます。
給料日が毎月25日の場合
イオン銀行を経由する場合、25日に入金した給料を最速で振り込んでも、月末には間に合いません。
そこで、当月の給料は翌月末の家賃支払いに充てることになります。
1ヶ月遅れとなってしまい、ちょっと紛らわしいですが、これだけは回避できないようです。
定額自動振込を始める前に、イオン銀行の口座には1ヶ月分の家賃をあらかじめ入金しておくようにしましょう。
そして、自動入金の引落日は毎月6日にします。
イオン銀行にお金が入金されるのは毎月13日~14日頃になるため、定額自動振込の振込日は毎月15日以降にするとよいでしょう。
給料日が毎月15日の場合
給料日が15日の場合も、イオン銀行を経由すると入金が翌月になってしまいます。
月末まで2週間くらいあるので間に合いそうに思えますが、ちょうど良いタイミングの引落日を指定できないためです。
したがって、給料日が15日の場合も25日の場合と同じく、給料で翌月分の家賃を払うことになります。
定額自動入金の引落日は毎月6日、定額自動振込の振込日は毎月15日以降がよいでしょう。
給料日が月末もしくは毎月1日の場合
この場合は、引落日を毎月6日にします。
毎月6日に中国銀行の口座から引き落とされたお金は、毎月13日~14日ごろにはイオン銀行に入金されているため、振込日を20日などにすれば、当月末までの家賃振込に間に合います。
手続き方法
「さっそくやってみよう」と思った人は、次の3ステップで手続きを進めてください。
中国銀行へ行く必要はなく、PCやスマホで完結します。
ステップ① イオン銀行の口座を開設する
イオン銀行の口座を開設しましょう。もちろん無料です。
ステップ② イオン銀行で「自動入金」の手続きをする
イオン銀行の口座開設ができたら、インターネットバンキングで自動入金の手続きをします。
ステップ③ イオン銀行で「定額自動振込」の手続きをする
今度は、イオン銀行のインターネットバンキングで定額自動振込の手続きをします。
インターネットバンキング-振込(定額自動振込) |ご利用ガイド|イオン銀行
イオン系列店での割引あり
イオン銀行を口座開設すると「イオンカードセレクト」が発行されます。
イオンカードセレクトは、WAONやクレカとして支払いもOK。
特にイオン系列のお店はお得で、5%OFFやWAON POINT 5倍などの特典が受けられます。
店舗 | イオンカード特典 |
---|---|
全店舗 | 10日はWAON POINT 2倍 |
イオン イオンモール マックスバリュ マルナカ ザ・ビッグなど | WAON POINT 2倍 20日・30日は5%OFF |
イオンシネマ | WAON POINT 2倍 20日・30日は映画料金700円OFF |
まいばすけっと | WAON POINT 2倍 10日・20日・30日はWAON POINT 5倍 |
オリジン東秀 | WAON POINT 2倍 5日・15日・25日はWAON POINT 5倍 |
たとえば、イオンやマックスバリュで1日に2,000円の買い物をすると、年間で9,220円割引(もしくはWAON POINT付与)。
銀行の振込手数料が安くなるだけじゃなく、普段のお買い物もずいぶんとお得になります。
正直、振込手数料を安くするだけではもったいない!
まとめ
中国銀行の定額自動送金は、その日になったらすぐに送金されるので便利ですが、手数料が高すぎますよね。
一方、イオン銀行で定額自動入金と定額自動振込を組み合わせて使うときは、振込が行われるまで2週間前後かかる代わりに手数料はかかりません。
いずれにしても、すごく便利なサービスなのでぜひ活用してみてくださいね。