「HITACHIの冷蔵庫、一番安い店で買ったつもりだったのに、あとから思ったより高くなった…」
こんな疑問を解決します。
同じ冷蔵庫なら、価格が一番安い店で買えばいいと思っていませんか?
実は冷蔵庫の購入には、本体価格のほか、送料・配送設置料金・古い冷蔵庫の家電リサイクル料金と収集運搬料がかかります。これらを合計した「総額」で比較すると、本体価格が最安の店が総額では最安ではない、というケースが普通に起こります。
さらに厄介なのが、古い冷蔵庫をリサイクルに出すかどうかで総額の順位が変わってしまうこと。収集運搬料は店舗が独自に設定している費用のため、リサイクルを依頼するかどうかで店同士の価格差が変わってきます。
この記事では、HITACHI R-H54Y-S(540L)を例として、東京23区内・1Fまたはエレベーター搬入という条件のもとで、10の販売チャネルの総額料金を「リサイクルあり」「リサイクルなし」の2パターンで徹底比較します。
ぜひ最後までどうぞ。
冷蔵庫の購入にかかる費用の内訳
冷蔵庫を購入するときの費用は、大きく分けて次の5つで構成されています。

①本体価格
冷蔵庫そのものの価格です。店舗ごとの割引率がそのまま反映されるため、比較サイトなどで最も目立つ数字ですが、これだけでは総額の安さはわかりません。
②送料
商品を届けるための費用です。
ほとんどの家電量販店やECサイトは「送料無料」ですが、店舗や地域によっては数千円~数万円と高額な送料がかかるので、注意が必要です。
③配送設置料金
設置作業(開梱・設置・梱包材の回収など)にかかる費用です。
多くの店舗で無料〜数千円ですが、店舗による値段の差が大きい費用です。540Lクラスのような大型冷蔵庫では、設置料金が無料の店舗が多い一方、搬入経路によって別途料金がかかることもあります。
階段の昇降が必要な場合(例:一戸建て住宅で2階に搬入する場合、エレベーターのないアパートやマンションの2階に搬入する場合など)は、追加料金が数千円程度、発生することが多いです。エレベーターがあるマンションや1階の場合は、追加料金はありません。ただし、クレーンなどの搬入が必要になるケースは3万円程度の追加費用が掛かります。
④家電リサイクル料金(再商品化等料金)
冷蔵庫を買い替える場合に払う料金です。
古い冷蔵庫を適正にリサイクルするために、家電リサイクル法に基づいて製造メーカー・容量帯ごとに全国一律で定められている法定料金です。同じメーカー・同じ容量帯であれば、どの店舗で買っても金額は変わりません。
本記事では、回収する古い冷蔵庫をHITACHI製・171L以上クラスとして統一しており、家電リサイクル料金は¥4,730(税込)で算出しています。なお、家電リサイクル料金とは別に、次に説明する収集運搬料も必要となります。
⑤収集運搬料(古い冷蔵庫の回収費用)
こちらも、冷蔵庫を買い替える場合に払う料金で、古い冷蔵庫を引き取ってもらう際の運搬費用です。
これは家電リサイクル法で定められた金額ではなく、店舗が独自に設定しているため、店舗によって数百円〜1万円近くまでと差が大きいです。さらに、収集運搬にも階段の追加料金や、クレーン費用がかかることがあります。
料金の比較条件
本記事では店舗間の条件を揃えるため、以下の条件を前提として比較しています。
- 対象モデル:HITACHI R-H54Y-S(540L、4人暮らし〜5人暮らし向け大容量クラス)
- 配達地域:東京23区内
- 搬入先:1F、またはエレベーターで搬入可能な階
- リサイクル条件:回収する古い冷蔵庫はHITACHI製・171L以上クラスで統一(家電リサイクル料金¥4,730)
- データの基準日:2026年10月時点で各販売サイトの公開情報をもとに調査。価格・料金は変動する可能性があるので、実際の購入前には各店舗の最新情報を必ず確認してください
なお、比較対象は実際に同モデルを取り扱っている主要なネット家電量販店・公式ストア・楽天市場店です。同じ販売店でも楽天市場店とECサイト直販で価格が異なるケースがあるため、あえて別チャネルとして並べています。
リサイクルありの総額料金ランキング
古い冷蔵庫(HITACHI製・171L以上クラス)をリサイクルに出す場合の総額を、安い順に並べました。
総額=単体価格+送料+配送設置+家電リサイクル料金+収集運搬料
| 順位 | 店舗 | 単体価格 | 送料 | 配送設置 | リサイクル料金 | 収集運搬料 | 総額 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | コジマ | ¥227,997 | ¥0 | ¥0 | ¥4,730 | ¥2,200 | ¥234,927 |
| 2 | ヤマダウェブコム | ¥227,997 | ¥0 | ¥0 | ¥4,730 | ¥3,300 | ¥236,027 |
| 2 | Joshin web | ¥227,997 | ¥0 | ¥0 | ¥4,730 | ¥3,300 | ¥236,027 |
| 2 | ノジマオンライン | ¥227,997 | ¥0 | ¥0 | ¥4,730 | ¥3,300 | ¥236,027 |
| 2 | KSデンキ | ¥227,997 | ¥0 | ¥0 | ¥4,730 | ¥3,300 | ¥236,027 |
| 6 | 楽天市場(コジマ) | ¥234,545 | ¥0 | ¥0 | ¥4,730 | ¥2,200 | ¥241,475 |
| 7 | 楽天市場(ぎおん) | ¥228,000 | ¥0 | ¥0 | ¥4,730 | ¥10,780 | ¥243,510 |
| 8 | 楽天市場(eBEST) | ¥234,545 | ¥0 | ¥0 | ¥4,730 | ¥4,400 | ¥243,675 |
| 9 | 日立家電オンラインストア | ¥250,800 | ¥0 | ¥0 | ¥4,730 | ¥3,850 | ¥259,380 |
| 10 | ビックカメラ.com | ¥253,330 | ¥0 | ¥0 | ¥4,730 | ¥3,300 | ¥261,360 |
リサイクルなしの総額料金ランキング
古い冷蔵庫の引き取りを依頼せず、新規購入のみをする場合の総額です。
総額=単体価格+送料+配送設置
| 順位 | 店舗 | 単体価格 | 送料 | 配送設置 | 総額 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | ヤマダウェブコム | ¥227,997 | ¥0 | ¥0 | ¥227,997 |
| 1 | Joshin web | ¥227,997 | ¥0 | ¥0 | ¥227,997 |
| 1 | ノジマオンライン | ¥227,997 | ¥0 | ¥0 | ¥227,997 |
| 1 | KSデンキ | ¥227,997 | ¥0 | ¥0 | ¥227,997 |
| 1 | コジマ | ¥227,997 | ¥0 | ¥0 | ¥227,997 |
| 6 | 楽天市場(ぎおん) | ¥228,000 | ¥0 | ¥0 | ¥228,000 |
| 7 | 楽天市場(コジマ) | ¥234,545 | ¥0 | ¥0 | ¥234,545 |
| 7 | 楽天市場(eBEST) | ¥234,545 | ¥0 | ¥0 | ¥234,545 |
| 9 | 日立家電オンラインストア | ¥250,800 | ¥0 | ¥0 | ¥250,800 |
| 10 | ビックカメラ.com | ¥253,330 | ¥0 | ¥0 | ¥253,330 |
※ヤマダウェブコム・Joshin web・ノジマオンライン・KSデンキ・コジマの5店は、単体価格が¥227,997で完全に一致したため同順位としています。
2つのランキングを比較しての考察
2つの表を見比べると、単体価格が同じ5店の中でも、リサイクルありでは順位が分かれます。さらに、中順位帯でも順位の入れ替わりが起きています。
コジマが収集運搬料の安さで単独1位に浮上
リサイクルなしの場合、ヤマダウェブコム・Joshin web・ノジマオンライン・KSデンキ・コジマの5店はすべて¥227,997で並び、同率1位でした。しかし、古い冷蔵庫をリサイクルに出す場合、コジマの収集運搬料は¥2,200と他の4店(¥3,300)より¥1,100安いため、総額¥234,927で単独1位に浮上します。残り4店は総額¥236,027で同率2位に後退しました。単体価格が同じでも、収集運搬料の差だけで順位が入れ替わる典型例です。
楽天市場(ぎおん)⇔楽天市場(コジマ)の順位入れ替わり
リサイクルなしの場合、楽天市場(ぎおん・¥228,000)は楽天市場(コジマ・¥234,545)より¥6,545安く、6位につけています。しかし、ぎおんの収集運搬料は¥10,780と全チャネル中最も高く、他店の3〜5倍にもなります。リサイクルありでは、この収集運搬料の差が単体価格の差を上回るため、楽天市場(コジマ)が6位、楽天市場(ぎおん)が7位と順位が逆転します。
単体価格が高いチャネルは、どちらのランキングでも下位固定
日立家電オンラインストア(¥250,800)とビックカメラ.com(¥253,330)は、単体価格自体が他店より¥2万円以上高いため、リサイクルあり・なしのどちらでも9位・10位のままでした。収集運搬料の差では埋まらないほど単体価格の差が大きい場合は、リサイクルの有無で順位が変わりにくいこともわかります。
まとめ
以上、HITACHI R-H54Y-Sの総額料金比較を紹介しました。
「最安値で買いたい」「リサイクル処分もまとめて頼みたい」という人は、総額での比較が必須です。
「単体価格だけ見て決めようとしていた」という人は、後からかかる配送・リサイクル費用に注意しましょう。
古い冷蔵庫の処分方法が未確定ならば、リサイクルあり・なしの両方のランキングを確認しておくことが、店選びでの失敗を避ける鍵となります。ぜひ参考にしてみてください。
